手足や足先がいつも冷たい、冬だけでなく夏の冷房でも冷えやすい。こうした状態は「末端冷え性」と呼ばれることがあります。

末端冷え性は正式な病名ではありませんが、体の中心部に比べて、手や足など末端の冷えを強く感じる状態を指して使われます。


手足の血流が少なくなると冷えを感じやすくなります

寒さを感じると、体は大切な臓器の温度を保つために、手足の血管を縮めます。

その結果、手先や足先への血流が少なくなり、冷たさを感じやすくなります。

気温が低いときだけでなく、冷房の効いた場所に長くいる場合にも同じような変化が起こります。


筋肉量や体を動かす機会も関係します

筋肉は、動くことで熱をつくり、血液を送り出す働きにも関わっています。

体を動かす機会が少ないと、足の筋肉を使う時間も減り、手足の冷えを感じやすくなることがあります。

特にふくらはぎは、歩くことで収縮と弛緩を繰り返し、下半身の血液を戻す働きを助けています。


冷えだけでなく体調全体を見ることが大切です

手足が冷えるときは、厚着や入浴などで温めることも大切ですが、普段から軽く体を動かすことも役立ちます。

一方で、冷えが急に強くなった、片側だけ極端に冷たい、しびれや皮膚の色の変化を伴う場合は、単なる冷え性とは限りません。

また、貧血や甲状腺の病気などが関係することもあるため、強い冷えが続く場合は医療機関で確認することも必要です。

末端冷え性が気になるときは、手足だけを温めるのではなく、血流や筋肉の働き、日々の活動量まで含めて考えることが大切です。


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